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本日の工事

  • コバ
  • 2021年6月5日
  • 読了時間: 4分

はい、本日の工事は大阪市の某飲食店様の工事でした。

結論から言えば、凄く困りました、

なぜ?って思いますでしょう?

百聞は一見に如かず、見てもらいましょう。


はい、こんな感じの室外機置場です。

上のH溝との隙間がなんと、

1mm以下という場所での設置でした。

後ろ隙間あるように見えるでしょう?

はい、錯覚です。

元来エアコンの効きは室外機にあり!っとうちの工事部のY君がよく言っております。

(実は、うちにはY君が2人居ます。そのうち分け方を考えておきますが、ブログを書いてない方です。)

後ろ壁との距離余りありません。

これじゃあメーカー基準や施工方法の方では駄目じゃないの?お前素人かよって思われますでしょう?それが普通です。

実はここ床から約1.7m上に室外機が設置されています。

訳が有り画像を切っておりますが、横は吹き抜けておりす。

そして、後ろは外壁ではないのです、後ろはただの当て板なんです。なんでもいたずら防止だそうです。

そして皆さん、大阪市内の感じを思い浮かべて見てください。


そうなんですビルとビルの間なんですここ、そこに架台を組んであるんですよ。

風の通りは抜群!そしてビルとビルの間なので、日中などは、

ほぼ日陰、と言う場所なのです。

そのため、メーカーや同業者の方たちと、色々と計算しましたところ、設置しても十分メーカーの言う後ろとの距離での熱交換計算部分はクリアしていました。

よかったー、設置できる。といった感じで胸を撫で下ろしました。

ですが、ここからが地獄の始まりでした。

先ほども書いたのですが高さ1,7m、そしてビルとビルの間と言うことは・・・、

そうなんですよ、ここ隣のビルとの隙間が、余りないんです、3尺の脚立が立つかぐらいなんですよ。

そして、さすがビルとビルの間、脚立を立てるとお客様の敷地じゃない方にはみ出るんです。

恐る恐る、そこの敷地のオーナー様にお電話をしたところ、前に別階の工事での業者様がそこの外壁に当てて、そのまま黙って行ってしまったらしいのです。

その為、外壁補修や、その他お金がかかったとの事で、うちでの敷地内工事ダメ、の一言でした。

うーんどうするか、と思っていたところ、そこのオーナー様が心配になって、見に来てくださいまして、

工事をやらなきゃ当社も、お客様の方も困るだろうからと言うことで、

脚立や腰道具などはダメだけど、その敷地に入って、壁に養生をして、室外機を手で上げ下げするならいいよと言ってもらえました。

何とかなったー? 

いやいや、ここからも地獄は続きます。

そのことをお客様に伝え、工事できます。後は、機械の選定だけですっと言った所、

お客様はメーカーに拘りがあるらしく、

じゃあ、パナソニックさんのこの馬力で、と仰られていました。

一瞬、頭を過ったのがこのH溝なんです。

あれ?確か今から10年前ほど前のダイキンさんの、この馬力が付いていて・・・確かダイキンさんとパナソニックさんではパナソニックさんは、室外機が大きかったような…今付いているダイキンさんの機械スライドロック入れて970程でした。

そして、パナソニックさんカタログでスライドロックなしで996でした・・・。

それはもう慌ててそこを図りに行きました。はい、996.4ですよおぉぉぉ。

それを見て泣きそうでした、参った残り0.4mmいや、物理的にきつい1.7m手で上げて、高さの余裕が0.4mmとかどんな水平で上げるの?状態でした。

大丈夫か?問題だ! しか頭によぎりませんでした。

そこで、頼れるI氏に聞きました。何とかなんじゃない? との事でした。

流石I氏、その言葉を聞き、お客様に都合を伺い、機械を発注し、お客様の都合のいい最短の1週間ほどでの工事となりました。

結果、最初の写真の通りですよ。0.4mm? いや0.2mmか0.3mmしかなかったです。

うちの頼れるI氏と最近厚底で身長が伸びたYとでの工事でした。

I氏の余裕のリフトでスライド成功。

上部が傷いかないようにとY氏のサランラップ的な保護材と石鹸効果で無事にリフト。

あとは任せたとサルI氏とシークレットYとのコンビで無事作業完了との事でした。

こんな感じの事後報告でした。

正直この室外機騒動を聞いただけで私は、

お客様に機械を現状と同メーカー様にしてもらうようお願いした方が工事としてはよかったんじゃないかと言いましたが、当社のダブルYがお客様がメーカーの拘りがある、0.4mmだとしても工事は出来るのに何言ってんですか。お客様のご要望を叶えるのが、我々プロでしょう?と言われました。

流石はダブルYでした。これが若さか・・・と思い知らされました。

お客様第一は私も同感なのですが、

流石に私が考えて出来る事は、その様にお客様の要望通りにしたいのですが、

隣の件などで、お客様に迷惑が掛かる可能性のリスクなど考えると、

出来ない事は出来ないと言ってしまいそうです。

若さと言うのはうらやましいと思いました。

では、長々と書きましたがこの辺りで終わりにしたいと思います。

皆様、長文失礼しました。

 
 
 

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